ペンキの塗り方

カラーベスト・コロニアルなどの新生瓦やスレート瓦・セメント瓦

手順

1.下地調整
下地調整

塗る面のゴミ、油分、カビ、コケなどの汚れを取り除いてください。
塗り替えの場合、ハガレかけている古い塗膜は、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどで充分に取り除いてください。強く付着して、ハガレない塗料はサンドペーパーなどで、目荒らしをしてから塗装してください。

下地調整

ひび割れ・釘穴やすき間のあいている所には、パテやコーキング材(塗装できるもの)でうめてください。
塗装面が良く乾いていることを確かめてから塗装してください。

下地調整

マスキングテープや古新聞などを使って塗料が付かないようにカバーしておきます。
他の所に付いた塗料は乾かないうちに、水性は水(水道水)、油性かわら用はラッカーうすめ液でぬらした布でふき取ります。乾いてからはではなかなか取れません。

ラッカーうすめ液

吸い込み防止と密着力アップのため、必ず「油性下地強化シーラー」を下塗りしてください。下塗りをよく乾燥させてから(2〜3時間後)上塗り塗料を上塗りすると更に耐久力がアップします。ただし下塗り後は7日以内に上塗り塗料を上塗りしてください。

油性 下地用強化シーラー
2.塗り方
塗り方

フタを開ける前に缶を逆さにして充分振り動かし、元に戻してフタを開け、塗料を角棒や平板などで缶の底の方まで充分にかきまぜます。色ムラもなく、性能を充分に発揮できます。
色シールの色を目安に、充分に撹拌されていることを確認してください。

塗り方

入り組んだ所や古い塗膜を取った所を先に塗装してください。
マスキングテープは塗料が乾ききらないうちにはがしてください。

屋根を塗る時

塗りにくい所、遠い所から塗ってゆきます。安全のためロープを用意したり、すべりにくい運動靴をはきましょう。

屋根を塗る時

塗る時間のめやす

1日で塗りあげるには、午前中に下地処理を行い、塗料は午後3時頃までに仕上げるようにしてください。
1日ですべてを行なわず、2〜3日くらいにわけて作業するのも方法です。

塗る時間のめやす
3.後片付け

使い終わった刷毛やローラー刷毛などの用具は水道水はまたはラッカーうすめ液でよく洗ってカゲ干ししてください。

ラッカーうすめ液
ご注意(使用方法と取り扱い上の注意)
  • 天気予報を確認し、晴天の続く日を選んで塗装してください。
  • 気温が5℃以下、降雨、降雪の恐れのある時、湿度の高いとき(85%以上)、風の強い時は塗装を避けてください。夜露がおりて結露する季節は早め(午後3時頃まで)に塗り終えてください。
  • 雨に当っても塗膜に影響が出なくなるまでの時間は、塗装後3時間以上(20℃)です。
  • 使用する前には、容器の中の塗料を十分にかき混ぜてください。
  • 取り扱い中は汚れてもよい服装で手袋やマスクを着用し、皮ふにふれたり口や目に入らないようにしてください。また、「油性かわら用」は有機溶剤が含まれていますので塗装中、乾燥中ともに換気をよくしてください。
  • コーキング材(シーリング材)には、塗料の付着しないものもあるので注意しましょう。
  • スレート瓦、セメント瓦の塗装については、一度に厚塗りせず、2回塗りで仕上げましょう。特に瓦の重なった部分は先にハケで塗料を押し込むように塗装しましょう。

材料

塗装用具
ハケ類
ローラーバケ

ローラーバケ

すじかいバケ

すじかいバケ

下地調整用具
充てん材

充てん材

皮スキ

皮スキ

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシ

受け皿

受け皿

デッキブラシ

デッキブラシ

ハケ洗い用バケツ

ハケ洗い用バケツ

養生用品
マスキングテープ

マスキングテープ

塗り方講座

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